7/7バラの病気


おはようございます。総務営業のMasakiです。

梅雨で鬱陶しい時期ですが、こう雨が続くとバラの病気が心配な時期でもあります。

今日はちょっと主観的な内容になってしまいますが、バラの病気のことです

もちろん、当園は露地植えなのでもれなく「黒星病」にかかるものが増えてきます。どんなに手入れしても消毒してもなるものはなります。

さてこの黒星病(黒点病ともいいます)

なってしまったらどうするか?
バラの場合、発病した葉は黄変して落ち、発病した枝は生育が悪くなります。そのため株の生育が悪くなり、花数が減って花も貧弱になります。

発病した葉を見つけしだい摘み取り、落ち葉も集め、

発病した枝を切り取り、処分します。

水は株の地面の際に与え、葉にかからないようにします。

鉢植えはなるべく雨が当たらない場所に置きましょう。

地植えの場合は泥はねから感染することが多いのでマルチングを

すると効果的です。バークがいいと思います。

いちばん重要なのは、常に観察して早めに対処することです。

リリーマーレン

残念ながら当園1,100品種、6,000株のバラを10名ほどで管理しているため、目が行き届かないところも多々ありますので病気にはよくなります。単純計算で一人600株を毎日、黒点がないか、うどんこ病、灰色かび病にはなっていないか、また、害虫(アブラムシ、ハダニ、チュウレンジバチ、バラゾウムシなどなど)すべて見るというのは不可能に近いのです。
ですので、病気と向き合い、必要な薬剤、処置などを行うスキルも必要です。
病気や害虫に抗体ができないよう同じ薬を使わないようにしたりと知識も必要となります。

こういうとき、バラの体力はあまりありません。元気がないからといって肥料をガンガンあげるのはどうかと思います。それが正解だという方もいらっしゃいます

だって、人間だって弱っているときはお粥だったり胃に優しいものだったりしますよね?

元気がないからとにんにくの効いた肉汁滴るステーキは食べたいですか?見ただけでげっそりして食べられません。

バラも同じ。

弱っているときは、いつもより控えめなものでないと吸収できません。

もし、肥料をあげるならいつもの半分ぐらいにとどめるのが得策かと思います。

環境もそれぞれ、バラもそれぞれ、正解はありません。じっくり観察して環境に合わせた対処方法(長期スパンで思考する)が必要です。
ネットにはいろんな情報が溢れています。何やったら正解なのかはわかりません。環境や状態にあったものを探し出していくしかないのです。皆様、色々試行錯誤しています。当園も同様で、どれが正解かは10年後、20年後にわかるのかもしれません。

プチ・トリアノン